Archive for 12月, 2020

新人職員の成長と共に…

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 先日、今年度入職職員6名の個別学習報告会が行われた。
4月に入職した職員達が日々ご利用者にケアを行う中で、「なぜ?」と感じた事を調べ、発表をする。


 ただ調べた事を発表するのではなく、調べた事をどう実践に繋げるのか、調べた事で自分自身の意識、姿勢にどう変化があったのか。育成担当の先輩職員のサポートと共に、チームリーダー、チームスタッフ、他職種の職員からも助言をもらいながら
、1ヶ月のそれぞれのテーマを調べ、取り組みを行い、パワーポイントにまとめて発表をする。


 4月は右も左も分からない印象だった新人職員が、発表会に参加した理事長をはじめ役職者先輩職員25名の前で緊張をしながらも堂々と発表を行う姿はまさに専門職としての成長の証だと感じものであった。



 育成マネージャーとして新人職員のその姿を見て感じた事がある。

 
介護に携わる専門職ご利用者へケアを行う上で必要な知識、技術を身に付ける為には調べる、質問する、研修を受けるといった自ら学ぶ姿勢が必要である。

 
日々変化する最新の知識、技術を学び、身に付けて、根拠あるケア実践する。法人の育成プラグラムは入職1年目から専門職としてあるべき姿を習得する機会でもある。

 
新人の成長を通して見えてくる課題はチームの課題でもある。課題解決の為に必要な取り組みを検討して働き掛けを行う。意識、行動の変化を評価して新たに必要な取り組みを検討するこのPDCAサイクルの中で各階層、職種が働く事が大切だと改めて感じた時間となった。

高口 誠 (地域密着型特別養護老人ホーム きいと施設長)

 

「地域のなかで」

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地域の方が集まり、様々な活動を行う場所としてだけはなく、地域の方がふらっと立ち寄りお茶を飲みながら話しをする場所、施設で働く専門職に気軽に相談が出来る場所…、きいとが目指すのは地域の縁側のような場所。実現を目指して取り組みを行っている中で、コロナウイルス感染症拡大防止対策として、きいとを拠点にした地域活動の中止が続いている。

そのような状況の中で、2ヶ月毎にご家族、地域、行政の関係者と職員がきいとに集まり、感染予防策をとった上で運営推進会議を開催している。

ご利用者の生活の様子や運営状況を共有し、ざっくばらんな雰囲気の中で質問や意見を頂いている。職員から質問をしたり、助言を求めたりと、コロナウイルス感染拡大防止の影響で施設が閉鎖的になっている中で、意見交換を行うことが出来る貴重な時間となっている。

 

また、自然災害による被害が多く発生している中で、きいと・ここちの郷と山本町との防災協定が自治会長のご尽力により調印となった。

きいと・ここちの郷のすぐ近くには標高374mの箕作山(みつくりやま)があり、豪雨による土砂災害の発生が危惧されている。

地域が社会福祉施設との防災協定を必要として頂いたこと、防災協定を結ぶことを自治会の中で提言して頂いたことに価値があり、締結に至ったことに喜びを感じる。

地域の中の社会福祉施設として何が出来るのか、何を行うべきか、今後も地域のみなさと共に模索し、地域に根付いた施設を目指していかなければと改めて感じる出来事だった。

 

高口 誠(地域密着型特別養護老人ホーム きいと 施設長)