新人職員の成長と共に…

 先日、今年度入職職員6名の個別学習報告会が行われた。
4月に入職した職員達が日々ご利用者にケアを行う中で、「なぜ?」と感じた事を調べ、発表をする。


 ただ調べた事を発表するのではなく、調べた事をどう実践に繋げるのか、調べた事で自分自身の意識、姿勢にどう変化があったのか。育成担当の先輩職員のサポートと共に、チームリーダー、チームスタッフ、他職種の職員からも助言をもらいながら
、1ヶ月のそれぞれのテーマを調べ、取り組みを行い、パワーポイントにまとめて発表をする。


 4月は右も左も分からない印象だった新人職員が、発表会に参加した理事長をはじめ役職者先輩職員25名の前で緊張をしながらも堂々と発表を行う姿はまさに専門職としての成長の証だと感じものであった。



 育成マネージャーとして新人職員のその姿を見て感じた事がある。

 
介護に携わる専門職ご利用者へケアを行う上で必要な知識、技術を身に付ける為には調べる、質問する、研修を受けるといった自ら学ぶ姿勢が必要である。

 
日々変化する最新の知識、技術を学び、身に付けて、根拠あるケア実践する。法人の育成プラグラムは入職1年目から専門職としてあるべき姿を習得する機会でもある。

 
新人の成長を通して見えてくる課題はチームの課題でもある。課題解決の為に必要な取り組みを検討して働き掛けを行う。意識、行動の変化を評価して新たに必要な取り組みを検討するこのPDCAサイクルの中で各階層、職種が働く事が大切だと改めて感じた時間となった。

高口 誠 (地域密着型特別養護老人ホーム きいと施設長)