Archive for 6月, 2020

神社でコミュニティ食堂!?

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二つの社会福祉法人と地域の自治会、民生委員・児童委員、地区社会福祉協議会、市社会福祉協議会が連携して開催しているコミュニティ食堂「てんびんの里みなみ」。

新型コロナウイルスの感染拡大防止対策で、毎回の会場であった福祉施設の利用ができなくなった。

さて、開催に向けてどのようにしようかと関係者で協議を重ねる内、民生委員さんのスピーディーな調整があり、当法人の特別養護老人ホーム清水苑のすぐそばにある「武須比(むすび・結)神社」の境内をお借りして、619日開催にこぎつけた。

 

梅雨入りし、前夜は大雨。心配したが、コミュニティ食堂開催時間17時には止んできた。久しぶりの食堂に子供たちが集まってくれ、私たちスタッフも一安心。

当法人の理学療法士により、子供たちに向けた走り方教室開催。雨に光った参道は走れなかったが、社殿で走るための体操など行った。身体を動かした後のカレーライスは抜群に美味しかった。武須比神社がある地域住民みなさまのご協力に感謝と地域の力を改めて感じたコミュニティ食堂であった。

 

地域支援担当 辻 薫

「新しい生活様式」へ

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新型コロナウイルス感染症は、施設のケアやご家族様との関係性にも大きく影響を及ぼした。

 例えば、ご家族様の面会。今回、ここちの郷ではオンライン面会を取り入れたが、コロナ後でも、これが面会の形の1つとなるのではないだろうか。
 遠隔地のご家族でも健康面などで今までご面会が叶わなかったご家族でも画面を通してお話していただける。このフレキシブルさは今後も活用していきたい。



 また、様々な会議もオンライン会議や文書でのやりとりに形を変えた。そこでは「あいまいさ」や「ニュアンス」は伝わりづらく、自らの伝えるべきことをいかにわかり易く伝えるか、ご理解いただけるかのコミュニケーションスキルが問われる。それは対人援助の仕事において最も必要とされるものであり、その訓練の場ともなっている気がしている。

 今後の With コロナの時代、否応なく「新しい生活様式」へと移行していかねばならないが、それはご高齢者であってもご入所者であっても等しく同じである。
 その中で、いかに人生を充実していただけるか、いかにご自分らしく過ごしていただけるか、今までの形に捉われず、柔軟な形の支援を考え抜き模索していきたい。

介護老人保健施設ここちの郷
副施設長 愛須 和美