Archive for 9月, 2018

【台風接近により中止】
「解決します!」なんでも相談に乗る相談会 【9月30日(日)開催】

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台風24号の接近が予測されるため、「なんでも相談会」は中止となりました。

 

NPO法人「よりそい」が主催する「なんでも相談会」。

よりそいを率いるのは社会福祉士として大先輩の高田佐介さん。

「なんでも相談会」が東近江で始まってから3年、地域のみなさまのちょっとしたお悩みを、

社会福祉士、司法書士、弁護士、行政マンなどそうそうたるメンバーが解決します。

どんなご相談でも気軽に寄ってください。

私も当日は社会福祉士として参加しています。

六心会 堤


 

日時 平成30年9月30日(日)午後1時半~午後4時まで

会場 五個荘コミュニティセンター(東近江市五個荘小幡町318)

連絡先 NPOよりそい 電話0748-56-1085

 

 

「地域×社会福祉法人」ひがしおうみ社協だよりNo.80

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地域で賑わう「コミュニティ食堂てんびんの里みなみ」。

「ひがしおうみ社協だより No.80」特集記事 「地域 × 社会福祉法人・・・社会福祉法人の地域貢献」に取り上げていただいた。

社会福祉法人グロー養護老人ホームきぬがさと取り組んでいる訳は?

子ども食堂ではなく、コミュニティ食堂にした訳は?

地域住民みなさんの気持ちは?如何に巻き込んでいく?

市社協谷さん、中西さん、中村さん、地区社協深尾さん、自治会長、民生委員たちとのコラボの行方は?

上野所長と六心会辻が対談をしています。

 

記事はこちらから

 

 

 

「行動計画会議」というミーティング。

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六心会では外部スーパーバイザーも参加する「行動計画会議」というミーティイングがある。この名称からは、どのような会議であるのか想像することは、難しいだろう。「行動」を「計画」するというシンプルな日本語に分解すると、言葉自体の意味は難しくはない。では、社会福祉法人という組織の中で、どのようなメンバーで、どのような目的に向かって、何を議論しているのだろうか?改めて書き留めてみた。

経営会議や、施設の運営会議とは異なるもの。定まった形がなく自由なのだけれども、大切な会議が「行動計画会議」である。

 

 

参加メンバーは経営層である理事長から、施設長・課長などのメンバーを中心に、そのときのテーマに合わせて、自由自在に階層を越えたスタッフが参加する。また、外部からの視点も大切にすべく、リガーレのスーパーバイザーもご参加いただく。

何をするのか?

まずは、「アセスメントシート」の作成である。これは、今現在における法人・施設のおかれている状況や課題について、適切に把握するためのツールで、社会福祉法人グループリガーレの本部で開発されたもの。

法人・施設は、さまざまな要因が絡まり合った課題を抱えている。課題は何か、何を優先して対応すべきなのか、経営層でも課題と方向性は共有しにくい。そこでこのシートにより、状況や課題について、6項目に分けて言語化、整理し、それぞれの関係性も視覚化されていることとなる。

6項目は以下の通り。

1、研修・人材育成

2、情報共有(会議・記録)

3、組織性・組織機能

4、設備・環境

5、職員配置

6、暮らしの支援

シートはこちら。薄水色のところへ課題を記入、毎年見直し、進化させる。

アセスメントシートは今年でバージョン5まで進化してきた。進めてきたこと、進められていないこと、今後の課題となること、今おかれている状況と位置について、俯瞰的に参加者全員で確認することが出来る。これは、「行動計画会議」の大切な役割のひとつだ。

次に、その時々で取り組むテーマは異なるが、法人内のどの会議にも当てはまらないが、大切なことについて話しあう場としての役割。

昨年は「キャリアデザインハンドブックS2版」を完成させた。キャリアをデザインするということは、「自分の将来に対して自己がリーダーシップを発揮する」ということ。その指針になるものを、「行動計画」が中心になり、多くのスタッフがかかわりながら、何度も作成委員会を開いて完成させた。

キャリアデザインハンドブックS2版

ちなみに「S2」とは、六心会の職郡別役割資格制度により定められた指導職2級の略称である。

役職的には副主任などであり、チームリーダーとして最初の役職。次の六心会を担って行くメンバーだ。

次世代の育成を法人が、上から押し付けるのではなく、S2メンバー自身の視点に立ち、自らのキャリアを主体的にデザインして行って欲しいと考え、その時に道しるべとなるものを作れないだろうか。それが「キャリアデザインハンドブックS2版」であり、S2世代の成長がこれからの六心会の広がりや充実に繋っていく。

「行動計画会議」は開催を義務付けられたものではないが、六心会にとって重要な意味を持つものであり、

誤解を覚悟で表現すると、人的にも経済的にも無駄遣いをしないため、余計なこと、ズレた視点で経営改善が進まないため、最短距離で改善を目指すためのミーティングでもある。

六心会 法人本部 南出浩次

「地域での見守り」ってどういうこと?

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「地域での見守り」って何だろう。その答えのヒントになる集まりが地元で始まった。法人本部地域支援担当辻が、このことについてリポートします。

私が仕事をする東近江市五個荘川並(ごかしょうかわなみ)町自治会で、今年より「川並ささえあい会議」が始まった。

会議の目的は、集まった人々で情報交換しながら地域の困りごとや課題を「見守りマップ」という地図に落とし込んで視える化し、共有するというものだ。自治会館に集まるのは、自治会長や福祉委員、民生児童委員といった方々に加え、東近江市社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカー谷さんがファシリテーション役で参加、私も地元社会福祉法人担当者としてお邪魔した。

 

 

台風が通り過ぎた9月5日夜、第5回目となる会議が開催された。先ずは、前日の台風21号被害の話から・・・ワイワイガヤガヤと始まった。今回の台風は強風による被害が甚大、でも通り過ぎた後、住民のみなさんは自らが道路の掃除をしたり、公園や神社の折れた樹木の片付けをしたりされたりしていたらしい・・・。

出来る人が出来ることを・・・すばらしい!

そして、見守りマップを囲んで本格的な話し合いがスタート。マップには色とりどりのシールが貼られ、80歳以上の高齢者世帯、障がい者がおられる世帯、一人親世帯、福祉サービス利用者、サロン参加者、空き家、集いの場、そして少し気になる人・・・マークがされていく。

 

 

 

前回は6月に開催されているので、その後の約3ヶ月での変化を落とし込んでマップの修正がされる。新しい課題も出ますが、亡くなられた方もおられ、マップからシールが剥がされたり、新たに貼られたり・・・。

見守りマップのことに限らず話題はどんどん飛ぶ。

6月から開始した子ども食堂(協働開催:六心会せいすいえん、養護老人ホームきぬがさ、地域自治会、民生委員、市社協、地区社協)のこと、子どもたちの通学見守り「スクールガード」の話題も出る。川並町では毎朝100名の児童が渡る信号があり、メンバーが毎朝夕辻立ちし、「学校に行く時はしゃべらんと整列して行くけど、帰りは大変や!ガチャガチャやし、田んぼには入るわ、しゃべってばっかりや!帰りが危ない」の話に一同爆笑。

こんな感じで、まじめな話も余談も交じり、和気藹々と進んでいく。。

次回の開催は12月。それまでの間、地域では「気になる人」や「気にかかる人」をさりげなく見守りしていこう、とその日の参加者で確認した。

全ての住民が均等に繋がることは不可能だけど、それぞれがそれぞれの関係でつながって、濃淡を持ちながら、孤立が生まれないよう、こぼさないようにしていく。

マップの作成が目的ではあるけれど、このマップ作りのワーク自体がひとつの「見守り活動」だと感じた。

社会福祉法人 六心会  地域支援担当 辻 薫