Archive for 7月, 2024

「話す」「聞く」「食べる」を支えます!

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この春、法人で初めて、言語聴覚士(ST)を採用しました。言語聴覚士は理学療法士・作業療法士と並ぶリハビリテーションの専門職。ことばによるコミュニケーションや食べることに関して支援します。私たちの生活において、「ことば」によって気持ちや考えを伝えあい、生命維持のために「食べる」ことは欠かせません。しかし、様々な疾患や加齢により、言葉を発したり、食べ物を飲み込む機能が弱くなっていくことがあります。このような場合の支援で中核的な役割を果たすのが言語聴覚士です。

「ことば」によるコミュニケーションには、思考や感情に刺激を与え、その人の能力を引き出す力があります。また、相手の話を受け入れ、寄り添うことで安心感や満足感を与えるという効果もあり、人間関係の構築と発展は、人にとって非常に大切な価値です。「うまく話せない」「うまく聞こえない」といった症状をもつ方が抱える問題の原因を探り、一人ひとりに合った練習や周囲の方へアドバイスを行い、「ことば」によるコミュニケーションを続けられるように言語聴覚士がサポートをします。

また「食べる」ことにまつわることも支援します。私たちにとって「食べる」ことは、栄養補給のみならず、ご家族や仲間と一緒に食事をする時間そのものがコミュニケーションの場。それが人とのつながりや社会参加になり、生活に豊かさをもたらします。食べるために必要な認知、咀嚼、嚥下、姿勢などの機能を評価し、調理方法(食事形態)や食べるペース、介助方法などのアドバイスを行い、好きなものを美味しく安全に食べることはもちろん、精神的な健康やQOLをサポートします。

入職から3か月。法人3施設の各専門職と連携し、ご利用者ごとの状態観察とケアの検討に取り組んでいます。観察の視点を共有し意見交換することで、知識・技術の再確認ができ、職員のスキルアップにも繋がっています。今後も、専門職が互いに学びあい、連携することによって、ご利用者のかけがえのない時間を支えていきたいと思います。

ここちの郷 老健生活課課長 小菅知子

リカレント教育を受けて

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私が「えにしアカデミー」を修了してから、まもなく一年が経とうとしている。

「えにしアカデミー」とは、コロナ禍だった令和310月に滋賀県社協が創設した福祉従事者向けの学びの場である。講師陣には名立たる研究者が並び、受講生は県内の福祉現場従事者、市町社協職員、自治体職員など様々。2年にわたって、地域福祉関連講義を軸に、俯瞰力・リーダーシップ・課題解決力といったスキルを養うことを目的としている。

私は、第1期生として入学し、大学以来の学習サイクルに挑んだ。とはいえ、働きながらの学びは想像を超えたハードワークの連続。仕事に追われている時期の学習は、手につかず心が折れそうな時もしばしばあった。ほぼ毎週のゼミ・講義に参加し、期限までにレポートを提出。最終的に研究論文を仕上げ、やっと提出し受理された時は、達成感というよりは大きな安堵感を感じた。

苦労を重ね学んだ2年間が、今後どのように自分の中で熟成し、思考や行動の変化をもたらすかは現時点でははっきりとわからない。ただ、自分の役割がおぼろげながら認識できたことは人生の中で大きな収穫だ。

自分の役割は「他者の幸せを追求して実現する為の活動を行うこと」。福祉専門職として、また組織管理者として、そして滋賀の福祉人マスターという肩書きに恥じぬよう、これからも日々精進していきたいと思う。

きいと施設長 高口誠

【ここちの郷】介護老人保健施設ここちの郷 空床状況のお知らせ(令和6年7月1日現在)

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令和6年7月1日現在

●介護老人保健施設(老健)空き状況
【個室】男性△、女性△
【2人部屋】男性※、女性※

●通所リハビリテーション 空き状況
月曜日 ※
火曜日 ※
水曜日 ○
木曜日 △
金曜日 △
*********************
○:空きあり
△:若干の空きあり
※:応相談