社会福祉士の活躍

今年2月に実施された社会福祉士国家試験の受験者数が約27,600人、昨年から20%減少したという。合格率の上昇により合格者数は15,000人ほどとなっているが、相談援助の中核を担う専門職を将来にわたりどのように確保していくのか大きな課題である。
委員として関わらせていただいた「介護保険施設における社会福祉士の活用状況と有効性に関する調査研究事業」(日本社会福祉士会)の報告書が公表された。
この調査研究では、高齢者福祉施設において社会福祉士が看取り介護の質向上や困難を抱える高齢者への支援等で重要な役割を果たしていることが報告されている。
また、地域住民や他機関との連携においても欠かせないキーパーソンとして活躍している様子がうかがえる。
コロナ禍以降住民同士のつながりが薄れ、物価高騰も日常生活へ影響を及ぼしている中、社会福祉士の期待は膨らむばかりだ。
興味のある方は是非ご一読いただきたい。
社会福祉法人六心会 理事長 堤洋三

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