まちでみつけたみずのいろいろ、記憶の伝承

五個荘には「みず」が至る所に水路としてめぐっていて、たくさんの鯉やなにに使われているのか?不思議な発見がある。

先日も地域の大先輩(高齢者を敢えてこう呼ぶ)との会話の中で、夏休みには湧水のところでいつも泳いでいた、という話を聞いた。水量も今とは違いかなり豊富だったようで、地域の子供たちの格好の遊び場だったと思われる。五個荘の北部に愛知川(えちがわ)という川が流れており、昔はこの愛知川の伏流水が豊富でエリア内あちこち水が湧き、井戸や水路の水量も多かった。しかし、1972年に上流にダムが完成して以来、愛知川の日常的な水量、伏流水も減少し、絶えてしまった井戸もたくさんあったらしい。

六心会のある川並エリアはまだ生活に水辺が近い。この生活風景は次代まできちんと伝承したいと切に願う。