今月、連携推進法人リガーレとしてイベントを開催したので、ケアの標準化の一環として紹介したい。
ケア現場の慢性的な人手不足が続く中、より良いケアの提供に向かって、各専門職がチームで取り組むのは簡単ではない。一方、地域からの信頼に応えていくためにも、サービスの質の向上を目指す歩みをとめるわけにもいかない。社会福祉連携推進法人リガーレでは、リガーレ全体のケアの質を高めることを目的に、「実践報告大会」を毎年度開催している。今年も年明け早々、1月8日に当会が開催の担当法人として実施をした。大会は、社員法人個々のケア現場で得られた新しい知見や経験を社員間で共有し、意見交換や相互に助言をすることで、気づきを促し高みを目指すねらいもある。今回で3回目の大会、メインテーマは「皮膚に関する各現場の取り組みや工夫」、オンラインでの参加含め100名の関係者が集まった。当会からは、老健ここちの郷から「褥瘡の再発を防ぐための多職種での取り組み」として、在宅生活を見据えた施設支援の実践を報告した。実践の報告に加え、皮膚・排泄ケア認定看護師、認知症ケアの専門家もお招きし、報告後はお互いに質問を投げかけ、様々な観点から最新の皮膚ケアを学んだ。実践報告に際し、そもそもの着眼点と演題要旨の設定、データの収集、抄録の組み立てと発表資料のまとめ方など、今後取り組むべき課題もたくさんある。重要なのは課題の多さではなく、連携推進法人リガーレとして、目指す方向をともに共有することである。職員の知識や経験といった専門性を寄せ集め、最も良いと思われるアウトカムを実現するために、社員間の連携を更に深めていきたいと痛感した一日だった。
社会福祉法人六心会 堤洋三